ガラクタ

家は本当に酷いガラクタ屋敷だった。

沢山捨て、溜めた先代を憎みながら今思う。

捨てた物にありがとうと思う努力はしきた今、売るために無駄に沢山生産され店頭に並んでいる物が可哀想に思えてきた。

一生物なんて少ないけど、ずっと大好きって思われて、捨てる時も仕方なく捨てられる(でも死蔵はされない)物を生み出せたらって。